Department of Systems and Mathematical Science
■クラスター分析 |
クラスター分析とは統計学における主要な方法の一つです。 その方法を簡単に説明すると、変数の多いデータに対してどのデータとどのデータが仲間であるのか見つける統計的方法と言えます。
下記の図は各都道府県の地区(駅周辺とか住宅街とか9個の変数からなる)ごとの商品販売額を 都道県内での割合に直してクラスター分析をかけたものです。 クラスター分析ではこのようなデンドログラムと呼ばれる樹形図で結果が出力されます。
デンドログラムでは横線の低い位置でつながっているほど似ているということになるので、 この結果からは大都市圏がやはり販売拠点が似ていることが伺えます。 どのように似ているかは元のデータをながめるか他の解析を行う必要があります。 このデータの場合は大都市での駅周辺での販売額の多さが目立つ一方、 地方都市は道路沿いやその他(観光地など)の販売額が相対的に多いようです。
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