Department of Systems and Mathematical Science
システム数理学科トップ>日本OR学会中部支部学生論文賞 受賞!!
■日本OR学会中部支部学生論文賞 受賞!! |
2016年3月5日に愛知県立大学のサテライトキャンパスで開かれた日本オペレーションズ・リサーチ学会の第43回中部支部研究発表会において、 南山大学大学院理工学研究科 大西 愛乃 さん(鈴木研修士2年生)が学生論文賞最優秀賞を、 同研究科 山本 隆之 君(高見研修士2年生)が学生論文賞優秀賞を受賞しました。
大西さんの受賞は発表論文「麻酔科医の当番・当直勤務スケジューリング支援システム-愛知医科大学病院の事例-」が最優秀であると評価されたことに対するものです。
受賞論文では、愛知医科大学との共同研究の下、従来別々にスケジュールが作成されていた麻酔医の昼間と夜間の勤務スケジュールに関して、
0-1整数計画法での定式化の下で同時に割り当てる支援システムを構築しました。
これにより、手作業での1ヶ月のスケジュール作成に約1週間もの時間を要していた作業が約4時間まで大幅な軽減が可能となりました。
右の写真は賞状を掲げている大西さんです。
山本君の受賞は発表論文「排水機場における最適維持管理計画の策定に関する研究」が優秀であると評価されたことに対するものです。
受賞論文では、排水機場に対する最適な更新整備計画の策定手法を提案しています。
排水機場は洪水問題を防ぐために重要な施設であるものの老朽化による更新を行うに当たり、
施設の機能を維持しながら行う必要があり、難しい問題となります。
これに対して整数計画問題に定式化し、その問題の解を導出することで最適な更新計画を策定しています。
山本君は機械電子制御工学専攻ですが、システム数理専攻の福嶋雅夫教授との共同研究で成果を挙げました。
右の写真は賞状を掲げている山本君です。
(2016/05/23掲示、09/30修正)