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■福嶋教授 Tseng Memorial Lectureship 受賞！

南山大学理工学部システム数理学科 福嶋雅夫教授 がMathematical Optimization Societyより 「Paul Y. Tseng Memorial Lectureship in Continuous Optimization」を受賞し、 授賞式が2015年7月12日に米国ピッツバーグ市で開催された22nd International Symposium on Mathematical Programmingにて挙行されました。 この賞は2012年に創設され、3年に1回の賞であるため、福嶋教授は2人目の受賞となりました。

受賞は非線形最適化、変分不等式と相補性問題、ゲーム理論等の理論的研究や、金融工学や交通工学に関する応用などの多岐にわたる長年の業績が評価されたことによるものです。 特に、最適化と均衡問題のための方法論の開発の研究はさきがけとなるものでした。 福嶋教授の業績は国際的な学術誌で200編を超えており、2009年にはISI Highly Citedにおいて数学部門の高ランクの被引用論文著者として選ばれ、世界的に高く評価されています。

特に、環太平洋諸国の研究者と立ちあげたPacific Optimization Research Activity Groupで会長を努め、さらにPacific Journal of Optimization誌を発行してその編集長を務めるなどアジア太平洋地域における数理最適化分野の発展に中心的な役割を果たしてきました。
現在も、15の国際学術誌の編集委員を務め、多大な貢献をされています。

写真はMOS会長の W. Cook教授(左)と前会長のP. Toint教授(右)とともに記念撮影をしているところです。
(2015/11/13掲示)